macOS開発環境セットアップガイド
非エンジニア向け Claude Code 開発環境構築
このガイドについて
Note
このガイドでは、Claude Codeで利用するプログラミング言語などの開発環境を、非エンジニアの方でも簡単にセットアップできるよう説明します。
インストールするツール:
- Homebrew: macOS用パッケージマネージャー
- uv: Python環境管理ツール
- nvm: Node.js環境管理ツール
- Python: プログラミング言語
- Node.js: JavaScript実行環境
事前準備
Important
開発に必要な基本ツールのインストール確認
ターミナルアプリを開く
cmd + space
を押して「ターミナル」と入力してEnterキーを押してください。
Xcode Command Line Toolsのインストール確認
開発に必要な基本ツールが入っているか確認します。
xcode-select --install
Note
既にインストール済みの場合は「already installed」と表示されます
Step 1: Homebrewのインストール
Homebrewは、macOSで様々なソフトウェアを簡単にインストールできるパッケージマネージャーです。
公式サイトからインストール
https://brew.sh/ja/ の内容を実行します:
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
インストール後の設定
インストール完了後、PATHを通すため以下を実行してください:
echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"
インストール確認
brew --version
バージョンが表示されればインストール成功です。
curlのインストール
後続のツールインストールに必要なcurlをインストールします:
brew install curl
curlがインストールされ、最新版に更新されます。
Step 2: uvのインストール
uvは、Pythonの環境管理を簡単にしてくれる高速なツールです。
公式インストールコマンド
公式サイト推奨のインストール方法:
curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
インストール後の設定
新しいターミナルを開くか、以下を実行してPATHを更新:
source ~/.zprofile
インストール確認
uv --version
バージョンが表示されればインストール成功です。
Step 3: Pythonの環境作成
uvを使ってPythonの最新バージョンをインストールし、プロジェクト環境を作成します。
Pythonのインストール
uv python install
最新の安定版Pythonが自動的にインストールされます。
プロジェクトの初期化(必要時)
Pythonプロジェクトを作成する場合:
uv init my-project
インストール確認
uv python list
インストールされたPythonのバージョンが一覧表示されます。
Step 4: nvmのインストール
nvmは、Node.jsの複数バージョンを管理できるツールです。
公式インストールコマンド
公式GitHubのインストール方法:
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.4/install.sh | bash
設定の反映
インストール後、設定を反映させるため以下のいずれかを実行:
通常のzshの場合:
source ~/.zprofile
.zshrcに設定が追加された場合:
source ~/.zshrc
または、新しいターミナルウィンドウを開いてください。
インストール確認
nvm --version
バージョンが表示されればインストール成功です。
Step 5: Node.jsのインストール
nvmを使って、Node.jsの最新LTS(長期サポート)版をインストールします。
最新LTS版のインストール
nvm install --lts
最新の長期サポート版が自動的にインストールされ、使用可能になります。
デフォルトバージョンの設定
インストールしたLTS版をデフォルトに設定:
nvm use --lts
nvm alias default lts/*
インストール確認
Node.jsのバージョン確認:
node --version
npmのバージョン確認:
npm --version
両方のバージョンが表示されればインストール成功です。
セットアップ完了!
🎉 おめでとうございます!macOSでの開発環境セットアップが完了しました。
確認コマンド
brew --version
uv --version
nvm --version
node --version
次のステップ
- Claude Codeをインストール
- プロジェクトディレクトリを作成
- 開発を開始
Tip
便利なTips
- 今後Pythonパッケージをインストールする時は
uv add パッケージ名
- Node.jsパッケージをインストールする時は
npm install パッケージ名
- 環境に問題が生じた場合は、ターミナルを再起動してみてください
トラブルシューティング
コマンドが見つからない場合
「command not found」と表示される場合:
source ~/.zprofile
または、新しいターミナルウィンドウを開いてください。
環境をリセットしたい場合
各ツールのアンインストール方法:
- Homebrew:
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/uninstall.sh)"
- uv:
rm -rf ~/.cargo/bin/uv
- nvm:
rm -rf ~/.nvm
既存環境のクリーンアップ
Warning
このセクションは、既にHomebrewでPythonやNode.jsをインストールしている場合のクリーンアップ手順です。 新規セットアップの場合は、このセクションをスキップして構いません。
既存のPython関連パッケージを削除
1. Python関連パッケージの確認
brew list | grep py
python3、[email protected]、pipなどが表示されます。
2. 表示されたパッケージを削除
brew uninstall --ignore-dependencies パッケージ名
例:
brew uninstall --ignore-dependencies python3
既存のNode.js関連パッケージを削除
1. Node.js関連パッケージの確認
brew list | grep node
2. NVM関連パッケージの確認
brew list | grep nvm
3. 表示されたパッケージをすべて削除
brew uninstall --ignore-dependencies node
brew uninstall --ignore-dependencies npm
brew uninstall --ignore-dependencies nvm
4. .nvmディレクトリの削除
rm -rf ~/.nvm
nvmの設定ファイルとインストールしたNode.jsがすべて削除されます。
設定ファイルのクリーンアップ
1. 設定ファイルの確認
ls -la ~/.zshrc ~/.zprofile ~/.bash_profile 2>/dev/null || echo "設定ファイルが見つかりません"
2. 手動での設定ファイル編集
以下のファイルに古いPython/Node.js関連の設定がある場合は削除してください:
- ~/.zshrc - zshシェルの設定ファイル
- ~/.zprofile - zshプロファイル設定
- ~/.bash_profile - bashプロファイル設定
削除対象の設定例:
export PATH="/usr/local/bin/python3:$PATH"
export NVM_DIR="$HOME/.nvm"
alias python=python3
- Homebrewで入れたPython/Nodeへのパス設定
3. 設定反映
設定ファイルを編集した後は、新しいターミナルを開くか以下を実行:
source ~/.zprofile
クリーンアップ完了後
既存のPython/Node.js環境を削除したら、このガイドの手順に従ってuv(Python管理)とnvm(Node.js管理)をインストールしてください。これにより、より安全で管理しやすい開発環境が構築できます。
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